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債務整理を知る
債務整理とは
債務整理とは、膨れ上がってしまった借金を減らしたり無くしたりするための手続きのこと。多重債務者に対する救済策のことです。
近年の多重債務者の増加に伴い、その救済の必要性が強く生じたため国による救済策が整備されました。
これにより、多重債務に陥り返済不能となってしまった個人でも、合法的に債務を無くしたり減らしたりすることが可能になり、借金苦から抜け出して新たな生活を再び歩みだす道が開けました。
もし多重債務に苦しんでいるのなら、債務整理をすることをおすすめします。これにより、借金苦から抜け出し、もう一度ゼロからやり直す人がたくさんいます。
債務整理の種類
債務整理の方法として自己破産は有名ですが、それ以外にもいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。 以下に簡単に説明してありますが、詳しい内容はご自身で確認することをおススメします。
債務整理の種類
《任意整理》
任意整理は裁判所を通さずに弁護士が直接、債権者に借金を減額してもらえるよう、個別で和解交渉をする手続き。
《特定調停》
特定調停とは、簡易裁判所に間に入ってもらって、債務を軽減する方法。
《個人民事再生》
地方裁判所に申し立てをすることで、借金を20%程度に減額できる手続き。
《自己破産》
借金が全てなくなり、返済する義務がなくなる手続き。
弁護士(法律家)への依頼
もし多重債務に陥っていて返済が困難になっている場合は、上記のいずれかの債務整理を行うことで、債務残高を大きく減らす(無くす)ことができます。
ですが、実際に自分で債務整理を行うとなると、難解な用語や難しい手続きなどが多く、また手間もかかるため、なかなか腰が重くなってしまう人が多いようです。
全てを自分で手続きしようとすれば、かなりの労力と時間が必要となってしまいます。
そこで、実際の債務整理は弁護士などの専門家に依頼するケースがほとんどです。
「どの債務整理の手段をとるべきか?」
「借金はどの位減額されそうか?」
など、あらかじめ相談に乗ってくれるうえに、手続きを代行してくれるので安心して任せられます。
無料相談を行っている法律家の方もいるので、まずは気軽に相談してみることをお勧めします。
そこでよく話を聞き、依頼した場合とそうでない場合を比べ、よりメリットが大きければ依頼すると良いでしょう。
具体的には、取り戻せる過払い金(過去に消費者金融などに払い過ぎてきた利息分)や、債務整理による借金の減額分が、報酬を超える額であれば依頼するべきでしょう。
逆に、これらが報酬を超えないようであれば、依頼するメリットは少なくなります。借金の総額が大きかったり、借り入れ期間が長ければ、それだけ専門家に依頼するメリットは大きくなります。
専門家への報酬
債務整理を専門家へ依頼した場合は、もちろん費用がかかります。特に「個人民事再生」や「自己破産」などはかなりの高額であることは否めません。
ただし、上記にも記したとおり、それ以上にメリットがある場合にのみ依頼するのであり、また「個人民事再生」や「自己破産」はかなり最終手段に近い形となるので、まずは比較的気軽な「任意整理」を検討することが多いはずです。
「任意整理」は特に消費者金融を利用してきた多くの人が、報酬以上のお金を取り戻すことができ、メリットの大きい手続きとなるはずです。
まずは無料相談で、実際にどの位減額できるのか話を聞いてみることをおすすめします。
弁護士費用の目安
任意整理
1社につき着手金2万円、報酬2万円程度。
特定調停
債務者本人で行うことも多い。
個人民事再生
40~60万円程度
自己破産
30~50万円程度